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 使 用 絵 の 具 ― アクリル絵の具不透明(仏名 ガッシュ)     
      

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アクリル絵の具には
透明絵具と不透明絵具の2種類あります。両方とも水で溶きますが、乾くと不溶性となります。

         私は不透明絵具の方を使いますが理由は、①乾燥後つや消しの画面になる事(透明絵の具は少しツヤが出るので嫌い)、

         ➁この絵の具は顔料(色の付いた粉)と混ぜ合わせるアクリル樹脂液(接着剤の役目)の割合が顔料の方が多い為、乾燥

         後も絵の具に水を吸わせて硬い筆でこするとかなり落ちます。この特性(欠点)を利用して洗い流したり、削ったりして制作

         してます。
従って、普通の水彩紙では紙がボロボロになって破れてしまいますので、最低0.5ミリ厚のケント紙か1~2ミリ厚の
        
         イラストボード又はキャンバスを使います。アクリル絵の具は速乾性なので、描くそばから乾燥してどんどん描き進む事が

         出来るので、乾燥に何日もかかる油絵具は、性格的に短気な私には向かないので油絵具を捨てて、この絵の具だけで制作

         しております。
     
  
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絵は、うまいとか上手ではなく、いい絵である事が大事!

       
  いい絵という意味は、うまいとか上手な絵という意味ではありません。へたでも絵が良ければ、それはいい絵という事になります。

         もちろん、うまい絵や上手な絵でも、人を惹き付けるものがものが有れば、それはいい絵と言えます。うまいだけの絵は,勉強

         すれば誰でも描ける様になります。ほとんどの方が、うまくなったところで満足してそれ以上、上を目指そうとはしません。
本当の

         絵の勉強は、実はうまくなってからが
スタートになります。
うまくなってからの勉強というのは、とにかくいい絵を描く事です。

         いい絵
で有れば、へた
でも、上手でもどちらでもいいのです。この両方に共通しているのは、人を惹き付ける何かがあると言う事

         です。ゴッホの絵は一見素人の様なへたくそに見えますが、何でこんなに素晴らしいんだろうと、いつ見ても感動させられます。

         上手な人の絵も、うまさを超えた何かがあるから、例えば精神性の高さとか、人間としての品格の高さとか、長く生きて来た人生

         からにじみ出る滋味豊かな画風とか、人柄とかそう言ったものです。うまい絵描きは5万といますが、その中で人を惹き付けるもの

         を持った絵描きは一握りです。
私見ですが、、へたそうに見えて、子供が描いた様な絵に見えて、いい絵を描かれる画家名を

         あげれば、
鈴木新太郎先生、中川一政(かずまさ)先生、熊谷守一(くまがいもりかず)先生、野間仁根 (のまひとね)先生、

         高畠達四郎先生、ゴッホ、アンリ・ルソ-などです。うまい絵でいい絵を描かれる画家は、美術全集や画集に 掲載載されてる

         作家の方々です。


  
  
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